主な多汗症治療について考えよう!

多汗症の治療は、本来であれば症状の違いによって行なわれるべきものです。

ただ、最初は医者に行くのではなく、薬局で手に入れることができる外用薬で済まそうとする人が多いようです。

まずは、その外用薬についてです。

多汗症の外用薬

多汗症の外用薬は、「塩化アルミニウム」が含まれた制汗剤(デオドラント)が挙げられます。「塩化アルミニウム」が含まれた制汗剤は、市販されているものも、専門医で処方されるものもあります。専門医で処方される制汗剤は、市販品より、「塩化アルミニウム」の濃度が高いものがあります。ただ人によっては、かゆみかぶれという副作用が起こるため注意が必要です。

多汗症の内服薬

汗は交感神経の作用によって出てくるため、その働きを抑える多汗症用の内服薬を服用する場合があります。抗コリン製剤などの薬を飲むことになりますが、排尿障害などの副作用が出てくるケースもあるので注意が必要です。

精神的療法

過度に緊張しやすい、不安になりやすいなどの精神的な状態によって、多汗症が引き起こされている場合には、精神的療法を取り入れるケースがあります。カウンセリングによって、緊張や不安を感じる状態の緩和を図るのです。

ボトックス注射

最近注目されているのが、ボトックス注射です。神経を局所的に麻痺させることができるボツリヌス菌を皮下注射することで、発汗を抑えます。ただし、注射の効果は、半年から1年だといわれています。顔にボトックス注射をすると、無表情になってしまうという副作用も報告されています。

この項では、主な多汗症の治療方法を挙げましたが、これらの方法で改善しない場合には、手術という選択肢もあります。

あなたの多汗症が重度だったり、普段の生活に支障をきたすことが多かったりという場合には、専門医に相談して手術を視野に入れても良いかもしれませんね。

いずれにしても、多汗症の改善には情報収集が不可欠です。

このホームページを参考に、自分で納得できるまで、詳しいリサーチを行なってください。

あなたが快適に生活できますように!